合格のために

非法学部卒の社会人(国II・国税・地上・民間)です。現在、国家 I 種の上位合格講座を通信で受講していますが、テープを何回も聞かなければ理解できず、なかなか前に進みません。どうしたらいいでしょうか?
 上位合格講座は、「基本書マスター」か「プレ基礎講座」を2年生以下で受講した受講生、または基本科目の履修が終わっている法学部の3年生、すなわちメジャー3科目を各30〜100時間勉強した人が、予習3時間・復習3時間をすることによって最終合格するできることをめざしてしています。したがって、君のような素人が講義に付いていくのは彼等の2倍の努力を要します。君が苦戦するのは当然のことです。君の場合、基本的知識がないので、テープを何回も聞かなければならないのです。通信であれば、板書があるので、実は通学よりも講義をじっくり聞けるはずなのですが、そうではないのは、基本的知識が絶対的に不足しているからです。
 例えば、行政法の場合、いきなり講義を聞く前に、『3時間でわかる行政法入門』を読んでおくとか、藤田先生の『行政法入門』のような簡単なテキストで予習をしておいて下さい。予習はなるべく平日に行い、講義は土・日にじっくり聞き、充分に復習するようにしてください。予習が増えれば、テープを聞き直す回数が減り、復習の負担も減るはずです。今日からすぐに実践してみて下さい。(渡辺)