パワーハラスメント

<千葉教諭自殺>「校長のパワハラ許せない」遺族が会見

 千葉市立中学の教諭、土岐文昭さん(50)が9月に自殺した問題で、妻聖子さん(47)ら遺族が28日、同市内で会見し、「校長の過剰な圧力、大声での叱責(しっせき)はパワーハラスメント(地位を利用した嫌がらせ)だと考えている。一生許すことはできない」と声を震わせ話した。遺族は近く、公務災害申請をする方針だ。
 遺族側の報告書によると、土岐さんは4月に赴任した中学で、校長(58)から「役立たず」などと度々大声で叱責され、精神的ダメージを受けていた。8月末、職務を優先させるために教頭昇任試験を受けないと校長に伝えたところ、「辞表を書け」「おれに恥をかかせる気か」などと怒鳴られたという。直後に「抑うつ、疲弊状態」と診断され、9月6日、同市内で飛び降り自殺した。
 聖子さんは「人の命と人権を大切にしなければならない学校で二度とこんなことが起きてほしくはない。真相を究明してほしい」と訴えた。
 一方、市教委は28日、「調査結果が出る時期は未定」と話し、自殺原因について明言を避けた。週明けにも療養休暇中の校長、教職員を対象に対面調査を実施する。【神足俊輔】

はっきり言って自分はこれ以上の仕打ちを会社内で1年近くに渡ってされてきたわけだが、50歳の中年男性でも相当辛かったんだろうな。自分も内気な性格なんでとかくイジメや嫌がらせといったことをされやすいタイプではあるが、幸いうつ病だとか自殺まではいかなかった。その代わり人生で初めて不眠や心因性のジンマシンに罹ったが。親はそれでも会社を休むな、辞めるななどとほざく。はっきり言えばこの点に関しては家族も敵である。しょせん自分のことなど理解してくれるわけでもなし。最終的には息子の味方をするとは言えである。学校や職場というのは一日の大半をそこで過ごすことを余儀なくされ、かつ(現在または将来の)生活の糧を得るところである。したがって問題があってもすぐにその場を離れるというわけにはいかない。それこそ働かなくても国から年に500万でももらえれば、皆こんなところにわざわざ苦労して通ったりはしないだろう。古来から「すまじきは宮仕え」と言われたように集団生活は避けられるものなら今でも避けて通りたいものである。両親や周囲が言う「お前は恵まれている」と言うのは、あくまで物質的・経済的面からであって、本人は不満タラタラである。ただここで下手に飛び出すと、残業代が出なかったり、ボーナスがなかったりする会社に就きかねないのだろう。


今回の件では、教職員ということで公務災害申請をするとのことだが、これでどれぐらい認定されるかに注目だな。
実は数週間前に労働基準監督署に行ってきたのですよ。地元と有楽町のハローワーク、そして有楽町の交通会館内にある相談所、とまわったわけだが、最後に行った職場のある区を管轄する労働基準監督署が一番役にたった*1。そこで今の会社を辞めようと思ったまでの経緯をなるべく論理的に、かつ端的に話したところ、親身になって相談に乗ってくれ、労災認定の方法や費用がほとんどかからない告訴の仕方を教えてくれ、可能であれば弁護士などの司法関係者も無料で斡旋してくれるとのこと。本当にありがたい!思わずその場で「おぉ!」とため息が漏れた。どうせ辞めるなら徹底的に会社側と戦ってやるさ!あれだけ社内で有名になっていたのに、人事部長は知らなかったの一点張り。知らないわけないんだよ。さっさと人事異動させろって。典型的な責任逃れですな。これで勝手に自己都合で辞めていったせいにされちゃあたまらない。復讐すべし!オレはやるぞ!!

*1:その次が会社内の労働組合長。しかし彼には人事権まではなかった・・