教育の体を成していない公立学校

基本が崩れた戦後教育、学校は今、ズタズタに荒れています。

 ダボダボのズボンをはいた男子生徒超ミニのセーラースカートをはいた女子生徒が授業中に教室の外、廊下をたばこを吸って徘徊、じつに異様な光景ですが、全国のいたるところの中学校や高等学校で見られる光景です。

 教室はというと、生徒たちに私語がうるさく先生の声が聞きとれず、後ろではトランプやテレビゲームに熱中している生徒、机や壁に落書き、彫刻で穴を掘るなどやりたい放題。

 「先生はいったいどうしているのだろう」と首を傾げるでしょうが、もはやそこまで子供たちが荒れると手のほどこしようがありません。教師がどれだけ彼らを注意しようが、怒ろうが聞く耳をもちません。
そのような生徒が1クラス40人のうち1人や2人ならの施しようがあるでしょうが、7人、8人、いや二桁の人数になると手のつけようがないのです。

 平和な日本の国内では若い女性が一人で戸外を歩いて身の危険を感じるようなところはほとんどありませんが、荒れている学校内だけは例外です。

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 荒れる学校では校舎の近くを歩くことができません。2階、3階からなにが落ちてくるかわからない
からです。ハサミやカッター、水が入ったビニール袋、いすや机が突然落ちてきます。校内に自動車
を駐車すると、パンクさせられ、車体にはコインやカッター、コンパスなどを使って傷つけられ、ひどい
形になって放置されます。もちろん犯人が名乗りでることはありません。

「教師は教えるプロなのだから、子供に振り回されていてどうするのだ。情けない」とお叱りを受ける
でしょうが、荒れる学校ではどうしようもないのが実状です。

 中学校や高等学校に起こっていたこのような現象が最近では小学校にまで波及してきました。

 もはや、公立学校は子供たちを教育する場としての機能を完全に喪失しています。

 荒れる学校は、一時的に治まりを見せても何年が経つとまたもとの荒れた状態に戻ってしまいま
す。また、いくら落ち着いた学校であっても、悪ガキが一人転校して校内の秩序を乱したり、先生同士
の指導に食い違いや不一致など些細ななにかのきっかけで、すぐに荒れた状態になることもありま
す。一見落ち着いているように見える学校でも、発火点のない爆弾を持っているようで、ちょっとした
火の粉が飛び散るだけで大爆発を起こしてしまうのです。

 まさしく今の学校は、そのすべての学校ではありませんが、教育の機能を果たしていません。

http://www.eonet.ne.jp/~daikyoren/page048.html