教え子と知らず因縁、暴行 高校教諭と双子の弟「組事務所に来いや」

教え子らに暴行したとして、鳥取県警米子署は8日、暴力行為法違反の疑いで米子市錦町、私立米子松蔭高校教諭、松本裕樹容疑者(38)ら2人を逮捕した。

 調べでは、松本容疑者と双子の弟の同県境港市渡町、境港市社会福祉協議会職員の直樹容疑者(38)は6日午前0時50分ごろ、米子市のレストランで、ほかの席にいた同校卒業生のパート社員男性(23)らににらまれたと勘違い。「暴力団事務所に来いや」などと言い、外で男性ら二人を平手打ちし、腹部をけるなどした疑い。

 同署によると、両容疑者は男性らに話す間も与えず一方的に暴行し逃走した。裕樹容疑者は相手が体育の教え子だという認識がなかったという。

 米子松蔭高は前身の米子商が甲子園出場経験があるなど有名校。