スイスでの朝

朝6時半ロビー出発と前日に聞いていたので5時半頃に起床。天候を見るとどうやら晴れというわけではないようだ。食堂はどこかと例のエレベーターに乗って表示を見ると今まで1階にあったのとは違い、最上階の5Fにあるという。早速行ってみる。降りてみても誰もいない。6時半に出発するにはもう食べ始めないとダメなはずなのだが。閉ざされた扉の横には6時半からOPENの記載が。おかしいなぁと思いつつ、ドアノブを廻す。『ガチャガチャ!』朝早くの静かな館内に思ったよりも大きな音で鳴り響いた。やはりダメか。そう思って階段を下りると途中で、食堂のドアが開き20代と思しき白人女性が「シックスサーティ」と話しかけてきた。突然、、人が出てきたので驚いたが「OK」と返事をするとまた調理の仕度をしに戻っていった。


朝食はどうなるんだ?そう思いつつも時間よりも少し前に下に降りていくと添乗員の近藤さんと運転手のWOLFGANGさんがいた。その後、キリシマさんという広島の医療事務の女の子が来た。カギをフロントに返すように言われ、その後バスに乗り込む。バスの中でビニール袋に入った朝食が配られた。中身を見るとカラに色づけされたゆで卵(イースターだったからか?)、パン、ヨーグルト、塩、オレンジなどが入っていた。違うホテルに泊まっていたほかの大多数の一行の弁当とはまたメニューが微妙に異なっていた。バスはその後すぐ近くのベストウェスタンシティホテルオーベルランド前に乗りつけた後、西駅ではなくもう少し先の何とかという駅まで行くことになった。時間がかかるからというのがその理由だった。


その後バスを降り、みどりの窓口のような場所で登山鉄道の時刻の確認とチケットの手配をした後、ホームの待合室みたいな場所で待機することになった。全員は入れないがおばさん連中と和気藹々しながら朝食を食べることにした。みんなで食べる食事はおいしいなぁ!


時間になりホームに列車が乗り込んでくる。いかにもスイスの登山鉄道という感じだ。韓国のチェさんというおじさんと日本人の奥さんと一緒の席。このおじさんとは馬が合い、ワイワイといろいろ話しながら列車は登っていった。天気はめちゃくちゃ曇っていて窓からはアルプスの美しい風景など何も見えない。それでもこの奥さんの方はさかんにシャッターを撮っていた。そもそも僕にあまり興味を持っていないようだった。まぁこの場限りだし。対照的におじさんのほうとはよく話した、大学は明治なこと。転職すること。公務員になること。彼女のこと(えっ?)。おじさんのほうもいろいろしゃべった。東海大学なこと。日本に大学の時に来てそのままこちらで就職したこと。半導体の会社で会長をしていること。子供は17才が二人、置いてきて夫婦で旅行に来たこと。明治?おぉアタマいいじゃん。28?若い!みたいなやりとりをしているまに、列車は途中駅に到着。いったんここで降り今度はケーブルカーのような別の列車に乗り換えた。ヤマハのおじさんの横。んで正面には大学生の女の子2人。あのうるさい2人。向こうから横空いてますかと聞いてきたから。その後、岩盤をくり貫いたトンネルをケーブルカーの如く少しずつ少しずつ上に上っていった。そして到着。(帰りなんか途中トンネルの中で停止して不気味というかこのままガーと下まで急降下していったらどうなるか不安だった。)


終着駅に到着。ホームに降りた際に気づいたことだが、アジア系、とりわけ韓国人、その次に中国人も多かった。日本人はむしろ2番手、3番手という感じだ。




ローザンヌに着く。ここでWolfgangさんともお別れ。オリンピック委員会の本部があってレマン湖で写真を撮る。
その後、電池を求めに現地の電気屋さんに入る。日本のゲーム機が置いてあって感動。
18時3分。ローザンヌを出る


↑深夜23時過ぎ、パリに到着。ブレてはいるがこちらのほうが旅情感が出ていてよい