焼き赤玉土とは

<焼き赤玉土
これはアクアリウム用の底床ではなく、園芸用の土です。マニアックな方が水草水槽に使用されたのが始まりのようです。
園芸用品ですので原則としてアクアショップでは販売されていませんが、一部の水草専門店では取り扱っているところもあるようです。しかし、この園芸用土はあまり使用される方が少ないせいか、どこの園芸用品店やホームセンターでも置いている訳ではないようです。わざわざ取り寄せてもらったりして入手されているようで、先ず持って、簡単に手に入るかどうかが問題のようです。
価格も地域によってまちまちですが関西方面では2リットル600円程度の物が主流のようです。
 
この焼き赤玉土にも粗悪品があり指で押して簡単につぶれるようなものでも”高級焼き赤玉土”と称して売られていたりします。
良質の物は指でつぶそうと思ってもつぶれないぐらいに硬く焼成されています。(ただの赤玉土であれば簡単につぶれますが)
 
特長としては何度も再利用が出来る高温焼成された土である、と言うことです。(洗えるんです・・・。)
当然肥料分が配合されているわけではないので、必要に応じて施肥をしなくてはいけません。
また、水質を大きく変化させ続けることはなく、もともと弱酸性の土であるため水草水槽においても適しているわけです。
大磯砂同様とまではいきませんが、使い込めば水質も安定し(最終的には水質に全く影響を与えなくなります)、水草育成において十分に使用可能な底砂となります。
また、粒がしっかりしているので底床内の通水性も確保され底床の硬化にも他の土系の底床に比べて問題はありません。
ただし、大磯とは違って一生物ではなく、耐用年数がどれぐらいかはわたしもまだ分かりませんが、数年は大丈夫なようです。
所詮、原料は土なわけですからそれは当然のことだと思います。
ちなみに私は現在、この底床をメインに使用しています。
この焼き赤玉土には粒の大きさが色々あり、1?以上の大きさの物から3?程度の細かい物まで何種類かあります。
水槽の大きさや、下の部分と上の部分とでその大きさを使い分けることなど出来ます。
ただし、非常に入手困難であり、手作業で生産しているのか、流通量の少なさには手こずります。