前日にHISより電話がかかってきて、15:05出発予定のTN702便が遅れて18;35出発になったとの連絡があった。したがって16:35分に第二空港ビル北団体24〜25に集合してくださいと。
ちなみに現地到着時間は2:35着。
何でそんなことになったっていうと、シベリア火災のため上空を通れなくなったとのこと。では南ルートに経路変更になるのか。インドの上とか通っちゃうのかしらん。疑問に思ってチェックインカウンターで聞いてみるがここのネエチャンたちはおばかさんたちで把握していなかった。

搭乗時刻になり自分の席に着くとトイレの真横。でも窓際だ。左は45〜50ぐらいの昔きれいだった系の添乗員さん。


いつもだったら、新潟上空を通り日本海を通るのだが、今回はなぜか日本の上空を飛び続けている。カラフトまで来てしまった。ここらへんで進路を西に、とか思っているとそのまま島伝いにアリューシャン列島沿いに!

こ、これはまさか東回りで行くのか!!

直感は的中。下を見ると月明かりに映された太平洋が見え、星空がすごくきれいによく見えること!!みんな寝ているが!
そのまさかのまさかアラスカ上空を通り、マッキンリー山をおがみグリーンランドの上を通過。アイスランド、大ブリテン島を通り花の都パリに着いたのは夜中の3時半頃。

夜のイギリスの街並みは暖かい赤色灯を使っているせいか、やわらかい明かりで時々車が通る以外は何も見えず、トウキョウディズニーランドのピーターパンの乗り物で街を見ているような感覚である。

空港に降りると自分たち以外は誰もいない。スーツケースを受け取ったりなんかしているうちに4時になりこれからバスでホテルに行くという。20分ぐらい。




かつての大航海時代を彷彿させる。フランス人と現地タヒチ人とのハーフ(混血児)がCA(キャビンアテンダント、スッチー)。どことなく冷たく、そっけない印象を持った。スラリとした体型。黒ではない瞳。だが肌の色は褐色でタヒチ人のそれであった。と同時にかつて世界中を白人が支配し(今もそうだが)、ありとあらゆる場所で現地人との混血児を作ったんだろうな的なことがイメージとして自分の心の中にドッと伝わってきて悲しい切ない気持ちになった。

白人との混血児のほうがよりよい職業に就けるとかあるのだろうか。

そして空港に到着したのが朝4時過ぎ。空港にあったマクドナルドでは早朝の掃除が始まっており、そこからバスで20分ぐらいの場所にあるホテルへ向かう。空港は私達以外は誰もおらず、不気味にしずみかえっているが旅行者を狙っていると思われるあやしげなスリグループのような人たちもいる。
一人参加の人は確認できただけでも自分を含め3人。45ぐらいのおじさんと50代ぐらいのおばさん。やはりカップルか家族連れが多数。(それは欧米でも同じ)
一人の人は何人かいたにも関わらず、自分のことを明らかにバカにするような目で見るカップルの片割れの女がひとり。睨み返したら目をそらしやがった。これが今回の旅で一番不愉快なことである。だいたい今回の旅は不愉快な体験をしたのはすべて対日本人相手である。フランス人は冷たいとか聞いていたが、そのような印象は抱かなかった。
むしろ見知らぬ人とのコミュニュケーションを嫌がるのは日本人であり、欧米人はアイコンタクトやその場に居合わせただけの人との簡単な会話を積極的にとってくれた。
ここにフランス国民と周辺諸国の人に感謝の言葉を捧げる。



ホテルはメトロ3号線の東端ガリエニ駅前にある
Hotel:「CAMPANILE PARIS EST PORTE DE BAGNOLET」
Adderss: 28,AVENUE DU GENERAL DE GAULLE, BP311 93170 BAGNOLET FRANCE
Tel:(33)01-4897-3600

あまり治安の良くないエリアのようだが、地下鉄の出入り口がホテル入り口のまん前にあるので危険な目にはまったくあわなかった。ローマやロンドンの街で見た黒い布を頭に巻き乳飲み子を抱えて同情を誘う中東系のおばさんぐらいであった。

同じ建物内に巨大ショッピングモールがあり様々なテナントが入居している。そして、上下2フロアにまたがって巨大スーパーのAuchanが入っている。
Auchan Bagnolet
26 Avenue du Général de Gaulle, 93170 Bagnolet, France‎ - 01 48 97 97 29‎

かなりの大規模店舗!これはかなり使える!8時半から22時までオープンしているので何かと便利。
メトロ内の自販機で買うと1.7ユーロするエビアンがここだと何と0.3ユーロで買えるのだよ。ハイネケン500ml缶が1.06ユーロ。日本だと350ml缶で230円はする。しかも麒麟麦酒がライセンス製造しているものだし。
欧州はビールやワインといったお酒がかなり安い。高級なワインというものも確かにあるのだけれども日本で買うよりもはるかに安く済む。
逆に高く感じるのが電気製品やヘアカラー剤など。青りんごの香りのするヘアワックスも購入したが500円前後で購入できた。

話はそれたが、到着した日にオプションでロワール城観光(シティラマ社)を入れており7時にピラミッド駅近くのシティラマ社前に集合であった。係員のおとなしめの日本人スタッフに聞いた話によると1時間前の6時にはホテルを出たほうがよいだろうとのことであったのでシャワーだけ浴びてすぐに出発となった。
地下鉄の乗り方についてもアドバイスを受けた。回数券を利用したほうが安く済むだろうということでカルネ・プリーズと言えば通じると。

一組70前後の老夫婦がおり、この夫婦が2人の係員にしつこく質問しまくり他の人が質問できない状態になっており、早く部屋に入って休みたいこちらにとっては邪魔であった。たく、こっちは聞きたいことがあるんだよ!と。

ホテルの入り口を出るとすぐにメトロの入り口になっておりそこから地下鉄に乗り込んだ。パリの地下鉄の入り口はきっぷを中に通すと西部劇に出てくるようなドアが開く仕掛けになっている。さっそく窓口でカルネを購入。11枚つづりになっている。早朝にもかかわらず、ターミナル駅なので窓口は開いていた。

人が少なくてちと怖いが列車に乗り込む。日本とはぜんぜん比較にならないが、やはり清掃とかのブルーワーカー率が高い。あとはお店で働くのであろうスーツ姿のマダムもいる。大地真央みたいな感じで綺麗であった。

電車は日本のそれとは違い、隣の車両から車両に移動することは出来ない。ホームにとまってレバーを引きいったん外に出るしかないのである。そこにあの男がやってきた。酔っ払い?ホームレス?どれとも違うような感じだ。
薬物中毒者、精神病者のどちらかといった感じだ。1人1人の乗客に話しかけるがみな首を横に振っている。