地震

今日はとんだ一日であった。
いやー、今日の日を一生忘れないわ。

午前中は人事発表でがっかりしてしょげていた。
午後は本日退院してきた方の訪問に行き、その帰りの路上で地震にあったのだ。

自転車で職場に戻る最中、立ち並ぶ家の庭に生えている木々にふと目をやると枝が揺れている。曇ってきたし、天候が荒れだし、また夜半すぎに雨でも降り出すのかなと思った。
すると何と枝だけではなく木の幹が、テレビのアンテナが、そして何と電柱まで揺れだすではないか!

おぉ!地震か!

もはや自転車をこぐのをためらわれるような規模に達したので、その場で待機するのがベストと判断。自転車から降りその場で状況を見守ることに。

ちょっとちょっと!やめてよ!地震だよ。

などと独り言をブツブツ言っているうちに、揺れは絶頂期に。
電柱はグラグラ揺れ、いつ何時倒れるかわからない。庭に生えている大木もぐらぐら揺れ折れる可能性がある。ブロック塀はまるでやわらかいプラスチック製の下敷きのようにぐにゃぐにゃ曲がる。地割れの恐怖に怯え、家や電柱が密集する路地で立ち尽くす恐ろしさ!!

いや地割れとまではいかないでも地中に埋まっているガス管や水道管が割れ、中身が出てくるということも十二分にありうる!

どこからともなく余震に気をつけろ!という声が家々から聞こえだす。
こんな体験は生まれて初めてである。

そうこうしているうちに路地に車が入ってきた。運転しているおばさんは自分が路地に入ってきた自分に反応して避けるために、その場に自分が立ち尽くしていると思ったらしく会釈をして通り過ぎていった。どうやら車を運転していると気がつかないもんらしいな。

自分が立っていた位置は万が一電柱が倒れてきても、木やブロック塀が倒れてきても大丈夫な位置だったので大丈夫だったのだが、揺れが完全に収まるのをまってから職場に戻る。慌てずゆっくりとね。

S小学校の前を通ると何とプールが波のプール状態になり、水が校庭に流れていた。生徒は校庭に避難しており、まさに地震だなと感じた光景であった。

地下駐車場に自転車を止め、施設警備の人と雑談。凄い揺れだったねーと。
職場に戻り、いちはやく自分が体験した状況を報告。
街の様子はどうなの?との質問にS小学校のプールの話をし、街の被害はそれほどではなかったことを報告。

その後、余震が3、4回続き、ネットでJRと私鉄全線が運転見合わせになっていることを確認したのでその時点で定時帰宅をあきらめた。そして今日は自宅に帰らずアパートで一夜を過ごすことを決意。

携帯で自宅に電話するがつながらず。メールも送信できるが受信できず。3時間ぐらいたってから返事が来る有様。

同僚にムーバを使っている人がおり、その人の携帯がこの混線時にかかわらず使用できるので重宝がられていた。

公衆電話から自宅へは電話が可能とのことなので電話BOXから?。