明治の人は文章で理科を覚えた

坂の上の雲を見ている。明治の人は大変な時代を生きてきた。今までただの町人や農民だったのが兵隊として働かなければならないわけだから。幼き頃より漢文を読んでいるシーンがあったが、科目自体が少なかった昔のこと。漢詩を習うがごとくこのように理科の知識も手に入れた。「細き水銀を水中に立つれば」とおばあちゃんが言っていたとの父の話。