【AFP=時事】ウィリアム英王子(Prince William)がインド人の祖先をもっていることが、英エジンバラ大学(University of Edinburgh)のチームが行った唾液サンプルの分析により判明した。英誌タイムズ(Times)が14日、伝えた。王位継承権第2位のウィリアム王子が王位を継承すれば、英連邦(Commonwealth)で最大の人口を抱えるインドにルーツを持つことが証明された初の英国王になる。

ウィリアム王子の7代前の祖先に当たる「Eliza Kewark」という名の女性は、これまでアルメニア人だと考えられてきたが、サンプル分析の結果、インド人の血が少なくとも半分入っていたことが分かった。

 分析を行ったエジンバラ大の遺伝子専門家、ジム・ウィルソンJim Wilson)氏によると、ウィリアム王子が持つインド人のルーツを示す証拠は「ゆるぎない」ものだという。

 ウィリアム王子と、7月に第1子を出産予定の妻、キャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)はこれまでインドを訪問したことはない。【翻訳編集】 AFPBB News