昏睡強盗「声優のアイコ」に妊娠発覚 「産みたい」の衝撃

. 男か女か、それとも……。土からアダムを創り、アダムのあばらからイブを創ったとされる神も頭を抱えるに違いない。昏睡強盗などの容疑で警視庁に9月3日、再逮捕された「声優のアイコ」こと、神いっき容疑者(30)の妊娠が発覚したのだ。

 神容疑者は、戸籍上は女性。だが、性同一性障害を自認し、男と公言して短髪の男装で通していた。一方、昏睡強盗の際には女装。「声優のアイコ」を名乗って男性を誘惑し、睡眠薬入りの酒を飲ませてカネを奪っていた。端的に言えば、男性を公言しながら女装する性同一性障害の女性が妊娠した、という次第。

「取り調べをするなかで、妊娠が判明したのです。神容疑者は乳房を切除し、男性ホルモン剤の投与を受けるなどしていましたが、下半身は女性のまま。男になりたいのに男性と関係を持ったことに、『男でもゲイ志向の性同一性障害なのか?』との戸惑いも広がりましたが、最大の関心事は父親は誰なのか、ということです」(警視庁担当記者)

 記者の間では「昏睡強盗を仕掛ける際に体を許したのか?」との噂も巡ったが、そこには複雑な事情が。

「本人の供述によると、どうも昏睡状態のなかで、無理矢理、男性に関係を迫られた『昏睡強姦』が原因らしい。事実ならば準強姦罪で、相手の男性が罪に問われることになります。堕胎も検討していたようですが、悩むうちに安全に堕胎できる期間は過ぎ、最近、『産みたい』と漏らし始めたようです」(同前)

 にわかに母性本能が芽生えたかにみえる神容疑者。逮捕・勾留中の身で、出産はできるのか。これについては、人権問題に熱心な福島瑞穂社民党前党首が、すでに平成17年に参議院質問主意書を提出。政府のお墨付きの答弁書が出ているという。刑事手続きに詳しい弁護士は言う。

「被勾留者の医療は刑事訴訟法や監獄法で保障されており、答弁のなかで、出産の場合は一旦、勾留が解かれて病院で出産できると明言されています。出産後も必要に応じて、拘置所などの施設の中で子供を育てることができるとされています」

 順調にいけば、シングルマザーとなる神容疑者。男と女の間を軽々と行き来する神容疑者なら、父の顔も母の顔も自在にこなすに違いない。