リバティからの帰り

秋葉原駅で乗り換え、いすに腰掛けると、ドアの近くに立っている親子連れが見えた。
男のほうの顔を見ると、どこかで見たことがある感じだ。

地元駅で降りていった。やはりだ。岩下均だ。

子どもは3才ぐらいか。奥さんはなんていったらいいか、とっても恰幅のある人だった。
どうみても年上。言葉は悪いがおばちゃんという感じだ。


あんなオバチャンみたいな人と結婚すんのか。嫌だなというのが正直なところ。


しかし、彼のことだから性格で相手を見ているのだろう。


こうして自分がいつも考えている結婚相手を考えると、自分ってとても望みの高いタイプなんだなと思った。
みんな適当なところで打算しているんだな。でも人柄の良さそうなひとだった。