ではどうすればいいのか?

昨日、池袋のジュンク堂書店で立ち読みしてあらためて思ったのだが、貧富の格差が拡大し消費税22%を始めとする税率の上昇は確実らしい。首都移転、景気回復など根拠の無い情報も多いが、今日の世界情勢とアメリカ合衆国年次改革要望書などを読む限り、厳しい時代になっていくのは間違いないだろう。

立ち読みした本の中にも書いてあったが、90年代初頭のソ連崩壊と関係あるらしい。
戦前の日本、特に明治末期、大正、昭和初期などは、女中哀工史などに書かれてあるように1日15時間、16時間も女工と呼ばれる農家の若い娘さん達が過酷な労働環境下で働かされていたのである。それも驚くほどの低賃金で。蟹工船などの著作も有名である。

現在よりもはるかに過酷な、超資本主義社会である。
(太平洋戦争前は、これに大恐慌が加わる)

そんな中、人間として生きていく上でこれでいいのだろうかと言った主張が出てくるのは当然であろう。マルクス主義が初めて国家として実現したのが、あの共産主義超大国であるソ連である。資本主義社会と共産主義社会がぶつかっていたのが、第二次世界大戦後、50年あまり続く冷戦時代である。

階層の無い、人類の理想郷に思えた社会だったが、ソ連、中国、北朝鮮などの例を見ればわかるように社会主義は破綻した。結局はどこかに格差が生まれ、それが持つものと持たざるものに分かれるという結果につながったわけです。

小泉・竹中・ブッシュ陣営が精力的に推し進めている格差社会の構築のせいで、かつて1億総中流と言われた日本も戦前の階級社会に戻っていくことは必至です。

そのとき、今の職業のままだと下層階級のまま固定化されてしまうこと必至です。

どちらにしろ、追い込まれることは目に見えている。
ならば勝負に出るのは早いほうがいいだろう。

実は先ほど両課長と面談をやってきた。
前回も他の職業を探したほうがいいと言われたわけだが、今回はそれに加えて職業観の話にもなった。何が出来るんだろうなとT課長に言われたが、まったくそのとおり。

順調に生きていけば、今後30年以上は働くわけです。
自分がこの仕事をしたい、好きだと思えるものでないというのは何と悲惨なことか!
つまらない一生。いったい何だったのかを自問自答する未来が待っているかもしれない。

好きなことやりたいことと言えば、やっぱり弁護士なんだよね。
現行試験からロースクールへとの制度の大転換期なのだが。

リスクの高いのはわかってる。しかし自分の中でどうしても諦めきれないんだよね。

天職に転職するのに、求めることは一に適正。二に好きなことと収入のバランスが保てていることかしら。