ラスト
いじめは何処の国にもある、ただその手段が文化によって異なる、というのは前回の事件の時に学んだはずなのだが。この10年間、教育現場は何をやってたんだ?
いろんな人が書いてるけど、犯罪なんだから警察が動けよっ、てことなんだろう。
人を殺しても、あの「酒鬼薔薇」でさえも、大して処罰も受けず、名前を変えてのうのうと生きられるのが今の世の中なのだから、ましていじめなどには何のためらいもいらない。
やったもの勝ち。
「ああ、あの頃はオレ達もバカやったよなあ」の思い出話で終わりなのだ。
やったヤツが、もう二度と日のあたるところに出られないようにしてやれ、と。
あと「単位制」と、「クラス解体」ですね。いろんな人が書いてるけど。
「内申書」の問題も大きい。いじめ自殺が地方に多いのは、不登校になったら内申で公立進学校に進む道が絶たれるから、逃げ場がないという理由は大きいと思う。
それから「地域の目」はもはや期待できないのかもしれないけど、余った教室で団塊定年オヤジが趣味の講座をやるとか、それとなく風通しよくする方法はありそうだ。
しかしなあ・・・
この問題ってどうも、自分の体験談がからんで来ることで、論壇でもブログでも必要以上に血道をあげてしまう人が多いよなあ。
宮崎哲弥さん、きっといじめられっ子だったんだろうなあ。
けど、いじめられたことのある人とは逆に、いじめてた人がちゃんとした社会的地位でなんか語っているというのをまず見ないことからすると、いじめっ子というのはろくな人間にはならないんだろうなというのはよくわかる。
(いじめてても隠している人、忘れてしまった人はそれなりにいるんだろうけど)
あの佐藤亜紀ですらいじめられっ子だったんだから、いじめが悪い体験とは限らないさ、と、気休めでも言わなければやっていられなかろうて。
(11/27 後記)
上では自粛しちゃったけど、呉智英さんがはっきり書いたようですな。
「イジメで自殺するくらいなら」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/books/breview/29130/
はてブの反応
私は腑抜けなので、ここまで書けませんし、なんかあっても責任持てません。
しかしプロなのにここまで書ける呉さんはすごい・・・