永野誠一

私のムスメを含めたクラスの3人の女生徒が、残りのクラス生徒からイジメ(しかと)を受けていたのは10年前。私は校長に、3人の生徒を残して、残りの生徒を通学停止にせよ、しなければ私は実力行使する、と迫った。校長も、おどろくべきことに担任の先生もイジメの事実を全く知らないのである。生徒は先生の前では絶対にいじめない、アシをつかまれないように振る舞うのである。その直後のクラス父兄会で(カナイが出席)、ムスメの友だちでいじめられた生徒の父親が、学校中にビデオ・カメラを取り付けろ、とわめいたそうだ。わたしはそこまでヤル必要はないだろう、。。とおもったが、今となっては、この父親は先見の明があったと言うべきだろう。全国の中学、高校の教室、廊下には、直ちに ビデオカメラを取り付けるべきである。なにを無茶苦茶な。。。とおもう父兄や文部省、教育委員会の人間がいたとしたらその人はイジメを理解していない、ということである。学校は刑務所ではない、というひとがいるかもしれない。そういう人も自覚が足りない。学校は刑務所以上のこと、あるいは同等のイジメが行われている、ということをなぜ見ようとしないのか? 学校の先生、生徒ならば それしか手はない、と思うはずである。 NHKの番組を見て、いじめられる生徒にも責任がある、と考える生徒が半数もいる、ということは、生徒にはイジメが犯罪である、という自覚がない、そういうことを学校が教えていない、ということの何よりの証拠となる。このデータを見て何も校長や先生、文部省が感じていないようだったら、救いようのないところまでニッポンの教育はきているというしかない (放送ではこのデータに、だれも驚いていないことに、わたしは驚いた)。




http://blog.so-net.ne.jp/furuido/2007-03-04