予備校は不要
<受験予備校 通学・通信講座編>
1 世の中がどのように変化しようとも、この
システムは何十年も前から続いています。
受験予備校の儲けのカラクリを見抜けず、
何の疑問も持たずに、お金をつぎ込んでい
る受講生は後を断たないのです。
2 なぜ、受験予備校の税理士の講師は若
い人たちばかりなのか、一度考えてみてほ
しいのです。もちろん、若い人に重要な仕
事を任せている、ということではありません。
3 税理士の非常勤講師の契約期間は、通
常6ヶ月から長くても1年です。そのような講
師にプロ意識を持てといっても、無理な話な
のです。
契約更新がかかっているので、無駄なもの
を売りつけることのほうが、彼らには重要な
のです。
4 受験予備校の今のパンフレットと5年後
のパンフレットを比較してみると、いかに
講師の離職率が高いか、ということがよく
わかります。
5 実力のある、良心的な講師は、ほとんど
の人が短期間で、受験予備校から去って
しまっています。
6 受験予備校で働いてみると、経営者は
受講生から搾取するばかり考えている、
儲けることしか頭にない、ということがよ
くわかります。
予備校を利用しないと、合格できない
と言うのは、受験予備校が儲けるための
常套句(じょうとうく)でしかないのです。
7 営業ノルマを課せられている講師も多
いということは、知っておいてほうがいい
でしょう。特別講義に何人申し込ませる
とか、税法科目に何人進級させるとか。
合格のために必要だから、すすめている
わけではないのです。
8 教育産業と言っておきながら、社員や
職員の教育には、まったく力を入れてい
ない受験予備校が、ほとんどなのです。
人事評価がきちんと確立されている
受験予備校は、極めて少数なのです。
9 受験予備校を利用すると、答案練習会
や模擬試験でいい点数を取るための勉強
に終始してしまい、合格力を高めることが
できずに、無駄に量が多すぎて学習する
ことに疲れてしまい、やる気をなくしてしま
う人も多い、ということもぜひ知っておいて
ください。
10 高額な受講料を取り、多くの不合格者や
学習挫折者を生み出し、そのうえで受験予
備校の経営者は贅沢三昧な暮らしをしてい
るのは、何かおかしいのではないかという
ことを、是非感じてほしいのです。