<冬のボーナス>過去最高額を更新 日本経団連調べ

12月13日17時40分配信 毎日新聞


日本経団連が13日まとめた大手企業の今冬のボーナス妥結状況(最終集計)によると、21業種193社の平均妥結額は前年比0.93%増の89万2318円で、1959年の調査開始以来の過去最高を3年連続で更新した。プラスは5年連続で、業績改善をボーナスに反映させる企業が増えていることを示した。

 業種別では、製造業(161社)の平均が同0.91%増の89万1628円で4年連続の過去最高。このうち、鉄鋼(13社)は109万8761円と唯一100万円台だったが、伸び率は同2.25%減だった。2番目の高額だった自動車(18社)も同1.15%減の97万7611円。自動車は夏冬の合計額の平均で比較すると、06年に比べ0.71%増となる。

 非製造業(32社)の平均は1.03%増の89万4375円だった。

 調査は東証1部上場、従業員500人以上の268社が対象。【内山勢】

いつも思うのだが、このようなニュースを発表する意図は何?景気が回復しているとアピールしたいのか、自分達が優越感に浸りたいのか。経団連が発表するのは、東証一部上場の大企業のボーナスのみである。労働者の9割がこれら以外の企業に勤めているわけだから、ほとんどの人は対象外のはずである。