明大応援リーダー部が解散へ=元部員の自殺問題で−上級生の暴行は慣行・調査結果

明治大(東京都千代田区)の応援団リーダー部員だった学生が自殺した問題で、同大は25日、リーダー部を解散することを決めた。同日午後、納谷広美学長が記者会見して発表する。自殺したのは、理工学部3年の男子学生。同大によると、男子学生はリーダー部の複数の上級生からたびたび暴行を受けていた。下半身を裸にされ、熱湯を掛けられたことも判明した。
 男子学生は昨年1月には入学当初から所属していた同部を退部。4月から休学し、7月に自殺した。親族には応援団内の人間関係で悩んでいたことを話していたという。
 これを受け、同大は調査委員会を設置。リーダー部の学生らから事情を聴いたところ、上級生が下級生に対し、拳で顔を殴ったり、雑草をかじらせたりする行為が慣行として行われていたことが判明した。リーダー部は活動を自粛していた。
 明大応援団には1922年創部のリーダー部(07年8月現在10人)のほか、バトン・チアリーディング部(同28人)と吹奏楽部(同61人)がある。リーダー部は学生服姿で声を張り上げ、観客を盛り上げる中核的な存在。6大学野球大学ラグビーなどの応援で活躍していた。解散は応援団のうちリーダー部だけという。

出た。運動部特有の集団リンチ事件。このような事件は、イジメとは言わず集団暴行という犯罪として扱えばよいのだ。