国家1種

私は付属高校上がりということもあり、大学受験をしていない点で教養に大いに不安を感じていました。特に一般知能は最後まで得点源にはできませんでした。(本番では緊張のあまり時間がたりずに、知能はすべて適当に肢3をマークという大失態でした…)ただ、受験勉強期は知能を全く捨てるというのは危険だと思い、夏から年内のまでの間に『一般知能マスター』(早稲田公務員セミナー刊)を2周させていました。
その代わり、教養の時事や社会科学は覚えれば確実に得点源にでき、かつ専門の勉強ともリンクすることも多いので、完璧をめざしました。具体的には、数年分の国 I の教養の過去問を解いて感覚に慣れてから、2月から始まる『教養予想答練』の復習に相当の時間を割いて万全にしました。時事はWセミナーの講座の他に年明けの3月頃出版される『速攻の時事』(実務教育出版刊)をメインにやりました。
 時事や社会科学の対策の際に心掛けたのは、少しでもわからないところは、『イミダス』(集英社刊)など最新の教養辞典を逐次参照しながらやるということでした。ここでの努力は確かに時間と手間を食いますが、二次の総合論文試験など、どこかで必ず活きてくると思います。
 自然科学対策ではさすがに物理・化学は捨てましたが、地学と生物は直前期に『一般知識マスター/自然科学』(早稲田公務員セミナー刊)を10日間やっただけでもそれなりの得点力はつきました。
 人文科学は『一般知識マスター』などを参照しながら、過去問集などで頻出箇所をひたすら暗記しました。
これらの本格的な教養試験対策は年明け以降開始し、毎日の午前中三時間というペースを試験前日まで崩さずに頑張っていました。

http://www.w-seminar.co.jp/koumuin/taikenki/kobayashi.html

こんなに難関大学の付属高校出身の人でも、物理や化学は苦手とする人が多いものなのである。フツーに早稲田や慶応を出た人ですら、この2科目、さらには数学を苦手とする人が多いものである。司法試験やら国家公務員やら大企業に入ってしまえば、これらの科目が出来ない人でもエリート扱いされる。
逆に言えば、エリートの中にも理系出身者以外は、英国社だけで問題ないのであり、そんな人はごまんといるもんなのである。