北京悦宏国際飯店(Happy INN international)

1時間、いや40分ほどでしょうか。北京の薄暗い街を地下鉄と平行してバスは駆け抜け、ホテルに到着しました。”万寿路”。通りの名前です。絶対に日本にないね。ホテルはその通りをさらにかなり奥に進んだところにあった。自由行動なんかある人はちょっと不便な場所かも。ただ、建物は凄いキレイで豪華。ホテルのロビーに集合後、さっそくパスポートのコピーが取られることに。これが中国の掟なのか。。。部屋に到着、シャワーとフロが使えることをまずは確認。その後、TVの上に置いてあるビラを見ると『夜中の1時から2時にすべてのシステム(電気、ネットワーク、水道)が停止します。私たちはこの事態を避けようと最大限の努力をしましたが、無理でした。深くお詫びします。』みたいなことが書いてあった。


まず、フロに入ることに。服を脱いで真っ裸になった瞬間に、ドアをノックする音が!

のぞき窓を見ると中国人のホテルマンの女性が2人。「ニイハオ!」と言いながらいつまでもノックしているのでこちらも「ニイハオ!」と返す。い、いったい何事か?!返事をしたとたん、「マッサージ、マッサージ」と繰り返すので「ノーセンキュー」と言うと『あぁー??』ととても女性とは思えないような声で聞き返してきた。日本語で「エッ?」ぐらいな感じなんだ。中国人が声が聞こえないときにそのように聞き返してくることは知っていたので特に驚かず、もう一度はっきりと『NO!THANK YOU!』と繰り返すと、『あぁ〜』というため息とも雄たけび声とも取れる声が聞こえ、落胆しながら別の部屋に移りに行った。一瞬、ドアを開けようと思ってしまったが、西洋ではホテルの人間と言えども安易に部屋に入れないという常識だということ、フルチンだったことなどが幸いした。


すべての用事を済ませ、床についていたらいつのまにか寝てしまった。。。普段の週間で枕もとのライトはつけて寝るのだが、それがドーンという館内に響き渡る物凄い音とともに消えてしまい、『あぁこれか、これが中国か・・トンデモナイ国に来てしまった。恐ろしい国だなぁ』と半分意識を失いながら思った。電気が復旧したのが深夜2時。土曜の夜ということもあってか、深夜にも関わらず中国人がデカイ声でギャーギャーわめきながら部屋の前の廊下を通っていく。お前ら、静かにしろよなーとか考えていたら、隣室に男女が入ってきてしまった。しかも直後に口論、というより大喧嘩を始めだした。壁が薄いことがひとつ。さらに、中国人の地声が大きいことがひとつ。さらに部屋と部屋がドアでつながるような構造になっており、今夜はカギが閉められていたが、そこから声が漏れてくるという状態に。それが1時間。

あまりにうるさいのでこちらもキレて、『ハロー、アイウォントゥスリープ』『アイムベリーベリータイアード』とか大声で言ってみたが、声がかき消されるのか全然効果なし。最後に女のほうが何かを叫びながら、部屋を出て行くまで延々と続いた。時間にしてそれが深夜3時。すっかり覚醒してしまったが、朝が早いので睡眠薬を使い何とか眠りにつく。