さらば北京よ


4時30分モーニングコールの5時にフロント集合という怖ろしくタイトなスケジュール。朝食はフロントで配られるパンとヨーグルトが入った袋だけ。


空港に行く途中で事故があったようで、地面が血だらけになっていた。この影響で車が30分ほど遅れたが何とか目標の到達時間の30分前に空港にたどり着くことが出来た。ここまで食事をする間もない。


座席指定とキャリーカートを預ける。席はビジネスクラスとエコノミークラスのちょうど境目にした。来るときのような非常口のわきではなく、きちんとした席で前が壁で幅広な席。この席だと足がラクなんだよね。
ここで現地係員のおじさんとはお別れ。あそこをくぐると税関って書いてあるからと言われ、さっそく向かう。今までありがとうと言ったが聞いていないのか毎度のことなのか、あんま聞いてない感じだった。


来るときと同じく、パスポート検査、そして手荷物検査を行う。バックをベルトに乗せセキュリティチェック。すかさず女の係員が手にセンサーのようなものを持ち全身をチェック。「ビービー!」ポケットの中の携帯です。まぁ、これはある程度予想していたこと。次にまた鳴りやがった。今度は何よ?「ウォレットウォレット」と言われ財布もカゴに入れてセキュリティチェックを受けなくてはならないのかと思う。


ベルトも本来は外さなくては行けなかったはずだが、何か知らんが通過できた。ただ、バックの中まで調べられた。点鼻薬をもたれたのでダメかと思ったが、これはセーフ。ただ、朝もらった弁当の中をチェックされ、ヨーグルトはダメだと言われた。自分で取り出そうとすると係員が勝手にビニールの袋をあけ、、ヨーグルトを没収してしまった。


後はOKなのか?と聞くともうOKだと言うので搭乗口まで歩く、歩く。着くと誰もいないので館内をウロウロと。飲み物が欲しかったのでファンタオレンジを3元にて購入。やったまともな値段だ。ただ、空港の中でも店員は相変わらず無愛想で能面のような顔をしていて、やる気がない。無表情で怖いよ、あんたら!
とにかく旅全体を通して中国人とは肌が合わないなと思った。とても隣の国とは思えない。ヨーロッパが共同体なのに対して日本の周りにはレベルの高い国がないなとは思った。3日目のガイドとお茶やさんのおばさんは別ね。
ただ、ここでやっとキレイなお札、それも1元や5元札が手に入ったよ。細かいお金がないと中国ではボラれるからね。


搭乗口近くのベンチでそれを飲む。味はまったく同じ。時間になるまでそれを飲み、ANAで帰ってきました。
機内では自分の横は中国人のホーさん。キムタクと松たかこの映画を英語の字幕つきで見て笑っていた。柿ピーをバリバリ食べていた僕に、自分のをくれようとしたが食事前なのでいらねと断った。という僕は窓から外ばかりを見ていた。乗って1時間半ぐらいで朝鮮半島上空。2時間ぐらいで日本上空に。ヨーロッパと違ってやはり近い。映画を見るのに邪魔なのでブラインドを下げてくれと言われた。言葉が通じなくてもわかるもんだね、当たり前か。


成田近くに棚田がいっぱいあるのを上空から発見。こんな景色、日本にもあるんだなと思っていたら到着。思ったより早い。税関を通ったらうちらのほかにもう1組ぐらいのツアーしかおらずビックリする。みんな働いているのかな??手持ちの人民元を日本円に戻したら5600円ぐらいになった。何枚かは記念に取っておくことに。その後、空港内の外国人用のお土産やさんでわさんぼんやら、金平糖やら信玄餅を購入。2時間ぐらい時間をつぶして帰った。




※追記08年6月8日


中国ではその後2週間もしないで大地震が発生!危なかった。。。