大変な仕事だと思います。しかしこういった仕事は大変ではあるものの比較的誰でもできるわけです。

そうなるとこう言った仕事には高い給料を払いません。代替性がきくからです。

「嫌ならどうぞ、おやめください。他はいくらでもいますよ。」と言う世界です。

こう言った労働性の低い仕事は低賃金になります。



他方、公務員の仕事のように「通達をきちんと読み理解して仕事をする」とか「政策・法律・通達・法改正の趣旨を理解して仕事をする」とか「審査請求に対処する」と言ったことはすぐに誰でもできるわけではありません。

民間でも営業とかプレゼンとか外部との訴訟担当とかも誰でもできるわけではありません。

こう言った仕事には生産性の高い労働として一定の所得が確保できます。代替性がきかないからです。



問題なのは1回学校を卒業して非正規社員の仕事をしてワーキングプア状態になるとそこから抜け出すのは困難であると言うことです。

非正規社員の仕事は大変ですが企業から見れば代替性のきく仕事です。

その経験はキャリアとして扱われません。

そうなるとそこから中途採用で正社員として働くのが本当に難しいと言うことです。

今の企業のスタンスは「新卒は一から育てます。既卒は経験者で即戦力の人しかいりません。教育や研修が必要な人はいりません」と言うものです。



私は卒業後、正社員・正規職員で働かなかったことの最大のデメリットは「経験する機会をロスしている」ことだと思います。

公務員と言えでも大きな組織で実際に働くと言うことは人間関係などを含めて経験になります。

しかしそう言った経験が無いというのは採用する側にとっては「使いづらい」と感じるのだと思います。だから既卒の正規社員未経験者は採用しないという企業のスタンスがあります。

そうなると非



非正規社員で働く→キャリア不足と判断され正規社員の仕事が無い→やむを得ず非正規社員として働く→転職しようとしたがキャリア不足と判断され正規社員の仕事が無い→やむを得ず非正規社員として働く→・・・と言うようにワーキングプアから抜け出せない状態に陥る可能性が高いです。



それは酷だということで安倍新政権は「再チャレンジ」の一環として新卒一括採用の改善を提言していますが、うまくいくは未知数です。

これだけ世の中の流れが速いと企業側が「そんな奴に教育・研修をしている暇はない」と言うことで新卒一括採用は変わらない可能性もあります。



これが現実です。そう言った現実を踏まえて、今後どのような戦術で就職活動をするかお考えください。

http://ameblo.jp/bunnkei-bekkann/entry-10019061496.html

http://www.tcat.ne.jp/~m284/koumuin.htm