引用
仕事イコール人間関係である。
いくら能力や才能があっても人とうまくやれない人はいずれ浮いてしまう。そして職場での自分
の居場所が窮屈になり、結果その仕事を辞めるはめになる。仕事では人間関係が最も重要である。社会人で成功するためには、まず人間関係を構築す
ることである。しかし、人間関係は人と人との感情が絡むので一番難しい仕事でもある。人間関係には自分では選ぶことのできない運命がある。
会社や仕事は自分の自由な意志で選ぶことはできるが、人間関係は選ぶことできない。
配属された職場での上司・先輩・同僚はあなたの意志では選ぶことはできないのです。そして
あなたに一番の影響力を及ぼす、直属の上司は運命的な関係なのです。運良くいい上司にめ
ぐり合えば、あなたは成長するでしょうし、運悪く自分と合わない上司に当たれば、あなたは我
慢と葛藤が強いられるでしょう。こればかりはあなたの力ではどうしょうもないのです。ウマが合わない人がいます。どう努力しても相容れない仲です。相性が悪いとでもいいましょ
うか。どうしても合わない。他の人には寛容でもこいつだけは絶対に許せないという人が現実に
います。火と水、水と油の関係みたいなものです。それが直属の上司だったら最悪です。そういう上司に当たったらどうしたらいいのでしょうか?考えられる答えは二つあります。
一つは自分に与えられた試練だと思って何年か我慢することです。そして自分に課せられた仕
事の実力を上げることです。男の仕事の世界は実力がすべてです。不思議とあなたに実力が
つけば、その上司はあなたの前からいなくなる傾向になります。退職したり、移動したりしてあ
なたの上司でなくなります。その目安がだいたい三年くらいだと思って頑張ってみることです。二つ目は運が悪かったと思って転職する。
その判断基準はその上司の能力や会社の規模によって違います。大きな会社だと転勤や移
動が多いが、中小企業や零細企業では転勤や移動がほとんどない。その小さな会社で幅をき
かしてる実力のある上司、又は経営者は長くそこに居座り続ける。そいつらと人間関係が悪い
その場合サッサッと辞めるべきです。人間は長く辛い状態が続くと耐えられない生き物です。もちろん明日からの生活費は、当然心配の種になります。それがあるからなかなか転職でき
ないでいる人は大勢います。あえて窓際族になる人もいるでしょう。そして家族のためイヤで仕
方のない上司のもとで常に相手の顔色を伺いながらビクビクと仕事についている人もいるでし
ょう。それはそれで偉いと思います。家族のためですから。ただ、幸せかというと、また別の次
元になります。男の仕事に対する根本的な次元です。男の仕事はやりがいが合って、尚且つ
楽しくなければ仕事とはいいません。それが基本です。そのことを忘れないでください。人間関係は社会で生活する上でもっとも重要です。成功者と呼ばれる人は皆、良い人間関
係を持ってます。アメリカではマスターマインド、日本では人脈と呼んでます。成功した人はただ
の一人も人間関係なくして成功した人はいないということです。人とうまくやっていけない。
特定の人だけではなく、周りの人、みんなとうまくやっていけない人がいます。そういう相談者も
多くいます。IT世代の若者に多く見受けられます。親の育て方、おかれた環境にもよるし、その
人個人が持ってる性格かも知れません。あるいはパソコンなどIT関連の機器がそういう若者を
作り出している現代の文明病かも知れません。とにかく人間関係が下手な若者が多いのです。
それは根本的に教えて直さなければいけませんが、なかなか直らないのも事実です。本人が
このままでは現実の世界で生きていかないと自覚するまでは直らないでしょう。その若者にま
ず言えることは、あなたが何処へ行ってもあなた自身はついてくるということです。どの仕事に
ついても人間関係がうまくいかない人はたとえ仕事が変わっても人間関係でまた失敗するので
す。何処へ行っても自身はついてくるのです。その人自身が変わらなければ無理なんです。最後に仕事イコール人間関係です。