塔の街、サンジミニャーノ


その後、バスに乗りサンジッミニャーノを目指す。途中、中世の都市を何度か見た。(東北ベンの子がいた時)
一日前だったかも。左前方。


添乗員さんの解説が始まると同時に右手前方に塔の街サンジミニャーノが見えてきた。
何か異様な感じである。

バスがとまりみんなで坂を登って行く。来た道を覚えておいてくださいねと言われる。




わきげの娘さん

塔に登る。あの甘ったるい声を出す行きの飛行機で隣の席になり何も喋らなかった女の子。白髪が混じっていたので意外と年なのではないかと踏んでいたが、今年で大学卒業とのこと。帰りの空港で聞いたのだが。ここんちの母親が話しかけてきた。この子と福岡の夫婦、さらにヤンキー夫婦の計6名が塔に登った。途中かなり急なはしごを登ることになり、若者じゃないとかなりキツイと思う。あのはしごは。


塔に登りたい人〜!ということで6名の人間が挙手。


中央が吹き抜けになっていて、壁にピッタリくっつくような感じで回り階段になっている。手すりもかるくついているだけ。しかも階段の立て板の部分がなく、足が乗る部分しかないため(しかも格子になっていて下が透けている)めちゃくちゃ怖い。手すりをしっかり捕まりながら上を目指していく。

何とか階段を登りきったところで今度は、ハシゴを登っていく。上にいる人が降りてくるし、下にいる人がのぼってくるしでかなり混雑している。足を踏み外せば間違いなく即死、もしくは大怪我確実のはしごである。

慎重に、慎重にのぼっていく。女性がスカート姿では登れないなぁ。


景色はこんな感じ。横にいる17、8歳と思われるお姉さん。美人というほどではないが、何となく気になる。ふとワキをチェックするとそこには黒いものがモジャモジャと。定期的に手入れはしているらしく、自然の状態よりもずっと短いんだけど、髪が栗色なのに対して、ワキは黒。染めているんですねぇ。

見た瞬間、オオッと来てシャッターを切ったが上手く撮影できんかった。






帰りの坂道の途中、お土産やをのぞく。やたらナイフや刀剣、はたまた手裏剣を扱っている店を発見する。そこで、ビクトリニックスのアーミーナイフ(キャンパー)のレッドを購入。いくらの?と聞かれたのでエイティーンユーロと答えたところ、エイティーンユーロフィフティユーロセントと言い直される。

20ユーロを差し出す僕。レジのおばさんと顔なじみであろうと思われる近所のおばさんとが談笑している。完全に言葉が分かったわけではないが、こんなことを話していた。「ここはイタリアなのに、スイス製のアーミーナイフがよく売れる。」「ははははは。」

まぁ、そうなんだが、特に買いたいというものがなかったんだよ。興味を引いたのが日本では絶対に観光地で売っていない金属で出来ている日本刀と手裏剣。それに西洋の剣(サーベル)である。このまま買って帰りたかったが、空港で引っかかるといけないので泣く泣くパスする。

駐車場の近くにはスーパーがあって暑さもあってみんな中に駆け込んでいた。ぶさいく3人組が添乗員さんを見つけて「トイレに行きたい」ことを告げると「サムガイズさんの場合、また遅れるから早めに行っておいて」とか凄いことを言われる。やるなこのおばさん。


50セントを入れると回転バーが回る仕組みになっているトイレに入って用を足す。


集合場所に戻ってみると、ソニイの夫婦とおばさんの3人組で盛り上がっており、割り込めない。
何となくそばで佇んでいると、そこの家の娘がこちらをちらりと一瞥して興味なさそうにソッポを向いてしまった。
どうもあまりこういうのは上手くないなぁと思いつつ、バスに乗り込む時間が来るのを待つ。