GOM プレイヤーは韓国製だったか

韓国企業が開発・配布している動画再生ソフト「GOM Player」をアップデート(更新)するとパソコンがウイルスに感染し、外部から遠隔操作される恐れがあることが情報セキュリティー会社「ラック」の調査で分かった。

 ウイルスは複数の中央省庁や企業など特定のIPアドレスを持つパソコンだけに感染し、情報を盗むように設定されているという。菅義偉官房長官は24日の記者会見で「現在までの報告で重要な情報の流出はないと確認している」と述べた。

 ソフトを開発した韓国グレテックの日本法人は「現時点での安全性は確認しているが、調査を進めている」として23日、ソフトの更新を停止した。

 ラックによると、同ソフトを起動させるとアップデートを促す偽の通知画面が現れ、更新すると不正サーバーからパソコンにウイルスが送り込まれ、外部から遠隔操作で情報を抜き取られる恐れがあるという。