患者虐待は不可避なリスク?

群馬の精神科病院でヘルパーが患者を殴り殺した事件があった。精神科病院では患者への虐待が良く起きるが、一般的には「白衣の天使がどうして!」と受け取られる傾向にあるが、スタッフの患者虐待は病院経営上のリスクとして捉えなくてはならないと思うし、病院管理者は皆そう感じていると思う。「医療においてミスは必然的に起こるもの」ということは最近ようやく常識となったが、患者虐待も同様に不可避のリスクとして対応しなくてはならないと思う。ウチの院長に話を向けたら、「ウチは2年に一人位虐待疑惑でスタッフに辞めてもらっている」と言っていた。「人事管理のかなりハードな部分であり、お前に言ったらエーッあの人も!と言う様な人もいるよ」とも言っていた。 数年前に僕の病棟で数名の老人が誰かに殴られる事件があったが、その事件の真相が分かったのは、犯人K看護師が別件(トイレットペーパーの窃盗)がきっかけで退職することになり、その退職後に犯人が自慢げに自白したからだ。数年前から常習的にやっていたのだが、僕には真面目な出来の良いスタッフとしか見えていなかった。「人は見かけによらない」とは良く言うけど、同僚を疑うことは難しいものでありますネ。

いや、やはり密室になるから何が起こるか、わかんないですよね。
撮影とか録音しているわけじゃないし。誰も見ていない瞬間だってあるだろうし。
特に精神科なんて、患者の妄想と言い切ればシラを切りとおせると判断して事に及ぶ輩もいるでしょう。
そう思いませんか?satochan先生?