ロースクール 曲がり角の法学教育

弁護士の落合洋司先生のブログで言及されていたのでこの話題から。前々から弁護士になりたいとか行っている割に畑違いのSEになって社会人になったり、なかなかロースクールへ入学しようと実行しないのはあまりにも現在の司法試験が大混乱期にあるからだ。戦後の司法改革でこれだけのことが行われたことはかつてないために、現場は大混乱しているようだ。そんなところに300万もの金と2年間の月日をそう易々と投入できるかぃ。しかもロースクールに入っても当初の公約で7割以上合格できると謳っていたのが、現実は2割以下だっていうんだからな。合格しなければ、30歳無職の誕生じゃい。社会に出たことがない学生だったら、20代後半で職歴無しという、もはや這い上がることの出来ない境遇に置かれてしまう。すべて自己責任の名の下に。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sha/20060811/col_____sha_____003.shtml

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/searchdiary?word=%2a%5b%cb%a1%c1%e2%cd%dc%c0%ae%5d

司法試験は、司法研修所に入って実務家へ向けての教育が受けられるだけの、相応な知識や法解釈能力等が身についているかどうか、を問うものとして、従来の司法試験(旧司法試験)を基本に、受験生に過度な負担をかけない方法で行われるべきだと思います(口述試験は行わず、択一、論文の2段階とし、中途半端な実務志向の問題は、むしろ出さないのが適当でしょう)。

↑同意見。暗記中心の弊害とかなんとか言っているけど所詮、試験というものはテキストに書かれてあるものを理解して暗記するものなのだから。大学院を作っても最終的に理解し身につけているかは、ペーパーテストや口述試験で試すしかないじゃない。

法科大学院は、特にすぐれた少数を残し、それらは法曹に対するより高度な教育を担う機関として、他の法科大学院は、本来の法学部教育へ復帰すべきでしょう。法学部教育は、法曹志望者のためだけにあるわけではないので、それぞれの法学部が、身の丈にあった教育を行えばよいと思います。

↑将来的には年間3000名もの合格者が出るそうですが、そのうちの500名(つまり旧試験の合格者と同数)ほどをロースクール卒業のエリートコース。あとの2500人を現行の司法試験とかにするのが日本全体にとって有益なのではないか?わたしは法学部の学生ではなかったが、現在の教授たちにアメリカのロースクールのまねをしろといわれても無理だと思う。この不況の最中に、ロースクールなんかに行ける人間は極一部なのだよ。