きもい、うざい、臭いも県教委「いじめなかった」 高2女子自殺

山形県高畠町の県立高畠高校で昨年11月、2年生の女子生徒=当時(16)=が飛び降り自殺した問題で、県教育委員会は5日、県議会文教公安委員会で「いじめがあったという事実は確認できなかった」とする調査結果を報告した。

 県教委は今年2月まで、在校生や教職員から聞き取りやアンケートを実施。その結果、「クラス内で『きもい』『うざい』『臭い』などの言葉が交わされていた」とする一方「亡くなった生徒に対するいじめがあったという事実は確認できなかった」と結論付けた。

 女子生徒は、飛び降りた現場に残した携帯電話に「悪口を言われた」などといじめを示唆する書き込みをしていたほか、母親にいじめを受けていると相談していた。

 県教委は2月25日、調査結果を遺族に伝えたが、この日の県議会委員会で「いじめがなかったということについてご遺族の理解を得られなかった」と報告した。

 また、女子生徒は飛び降りる直前に行方が分からなくなっていたことに対し、本人がいた可能性がある場所として調査結果は体育館のトイレなど5カ所を挙げたが、特定できなかったとしている。

絶対、あったんだよ。今、イジメに合っている人は決して自殺してはならない。死んで周囲に訴えようとしても、犬死になる可能性が高い。キミが自殺して一番悲しんで困るのは、キミの両親である。