全然相場が動かないので、引き続きいじめの話。

働いている人の場合、職を変えることでその職場いじめから脱出できるが、小中学生の場合は、学校と家庭の二つしか居場所がない。

学校で居場所をなくしてしまった場合、家に引きこもればいいのだが、登校拒否することが家庭でも否定的に受け止められてしまうことが多いので、結局、彼らはどこにも居場所がなくなってしまう。小中学生を取り巻く「世界」はとても狭い。

オルタナティブな方向に居場所を見つければよい(自ら環境を変える)のだが、たとえば中学生の時の私が同じ状況でそれを実践できただろうか、と考えるとやはり無理だろうと思う。

やはり制度上の変更を検討すべきではないか。クラスの仕切りを無くした校舎や、クラス・学年という閉鎖的な空間の解体によっていじめ減少に効果をあげている例もあるようだ。

大学ではいじめが少ない。それは大学に入ってみんな「大人」になったからではなく(小規模の職場でのいじめはよくあるのだから)、単に大学キャンパスという空間が、いじめの温床となるのに適していないからだということになる。

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