奈良県橿原市の市立中学1年の男子生徒(13)が、複数の同級生から「死ね」などと書かれたメールを携帯電話に送られるなどのいじめに遭い、抑鬱(よくうつ)状態になったとして両親が「傷害を受けた」と橿原署に被害届を提出、同署が捜査を始めたことが8日、分かった。
市教委などによると、この生徒は4月下旬、口論がもとで同級生から石を投げられたのをきっかけに「汚い」「臭い」などと言われ、9月初めには「学校に来るな」と言われた。
同月26、27日は生徒の携帯電話に「死ね」などと中傷する12件のメールが届き、翌28日から不登校となった。

思うに、いじめは傷害事件であり、学校の対処というよりも警察沙汰のほうが適切ではないでしょうか。
それに、学級崩壊を引き起こす中心生徒、授業妨害をする生徒、これらはクラスメイトから、「授業を受ける権利を邪魔された」として警察沙汰もしくは裁判沙汰になってもおかしくはないではないか。
そんなことを考えるこの頃です。

というのは、今学校で起きる問題はすべて学校側で対処です。
学校側というのは教師であり、教師には生徒に何かを強制する力を発揮できないことが多いのが現実です。
授業中に静かにさせることを考えて見ても、言うことを聞かない生徒にはなんらの対処のしようがありません。
教室から出すわけにもいかず、別室指導にするとして教員は足りず。
だからといって、教室にいるとうるさいだけ。

そういう子どもは、自分の好き勝手にやっていい、という価値観をもっていてこちらの言うことを聞こう、いや、そもそもが理解できていないことが多い。
もうお手上げに近い状態です。
それを今の教育現場では「継続的に、地道に」という言葉を使います。
その間に犠牲になるのはクラスメイト。
いろいろあるからクラス、なのですが。行き過ぎも困りますよね。

だもんで、こうした授業を妨害、生徒に危害を加える生徒には、公権力から拘束力をもった何かをせざるを得ないと思うのです。
学校の教師の力はそんなものかと思われるかもしれませんが、限界があるのが事実です。
体罰なんて禁止ですからね。
教師には訴えかける言葉しかない。日本の外交のようです。

ですので、どんどん警察沙汰にし、いじめをする子どもへの牽制になればと思います。 つまり、他人に危害を加えると、それ相応の責任をとることを子どもに勉強させるのです。

ついでに、学校側にももっと権力と言いますか、何かが必要だと思いますね。
校則に従わないと出席停止、ひどい事件を起こせば退学、落第。
一番必要と思うのが、進級試験。
これがあれば、今の学校の現状が大きく変わるように思います。

学力低下にも歯止めがかかるのではないかとさえ思います。
(もちろん、正しく運用されればですがね)

学校に通う生徒にもっと厳しさを意識させる環境を。
面白半分で許されないこともあることを知らせなければ。

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