私立豊南高校(豊島区)

高等学校の場合,入試によって学力格差が生じ,毎日の授業すら成立困難な学校すらある状況下で,生徒を校外に連れ出すことに躊躇を感じるのもまた現実である.たしかに生徒を外に連れ出すには,所属長の許可,職員会議での合意,教職員の協力,時間割の編制,生徒の行動面での問題等の諸問題をクリアする必要がある.教職員集団のやる気の問題もさることながら,物理的に難しい学校が出てくるのも教育現場に制約の多い場合はやむをえないかもしれない.これら回答は,博物館見学をしたくても現実的には難しいという教育現場の置かれた状況をよく反映しているといえよう.博物館利用の是非に留まらず,教育の条件整備とは何かを考えるべき内容を含んでおり,学会として声をあげるべきと考える.
ただ,実際に地学巡検を含む校外学習を行っている高校は,必ずしもレベルの高い学校や,一部の私立校に限られたわけではない.校外学習を成功させている学校では,地学教師が努力するだけではなく,他学科教師と協力して複数分野にまたがる実習と位置付けている
ケースが多いと見受けられる.校外学習の成功例というのを,積極的にアピールしていく必要もあるだろう.
学校教育と博物館活動は本来別のものであるが,世の流れは両者の連携を図る方向に動いている.学校教員と博物館学芸員が共通して活動できる場として,学会には十分に存在意義があると考えられる.初等・中等教育の条件整備にむけて,学会としても取り組むべき時期がきているというべきであろう.具体的には,学校週5日制に対応した自然系博物館の活動を,学会に参加する研究者や大学教員が支援するなどという形態が考えられる. 

豊南高校も相当あてはまる。少年院以上の荒れ具合だ。毎日、粗暴犯達と同じ空間に押し込められ殴る蹴るの集団暴行をうける。雑居房以下だ。