内申書

入試のペーパーテストと調査書の点数とが1:1の比率なら、中学校の先生が高校入試の点数の半分をすでに決めた状態にあるということになります。

 そのため、中学校との関係が悪化すると、調査書の得点にも影響して、進路に影響するという事を懸念して、いじめや体罰などの問題に対して泣き寝入りせざるをえない中学生も多く、非常に大きな問題となっています。

最近では、生徒の思想を縛る事への疑問というよりも、社会問題となっている「いじめ隠ぺい」問題に内申書が大きく影響しているという指摘もある。要するに、被害者はいじめ問題等に対して相談も出来ずに泣き寝入りを強いられ、傍観者(第三者)も、学校教諭による「いじめ隠し」に加担させられ、いじめを第三者の立場から止めることが出来なくなってしまう。その背景には、「学校の言う事を聞かないと内申点が下げられる」という恐怖が生徒の間で蔓延していることがある。