豊洲新市場、2016年11月開場…東京都方針

読売新聞 12月9日(火)3時0分配信


東京都は、築地市場中央区)の移転先として整備を進めている豊洲(とよす)新市場(江東区)を、2016年11月に開場させる方針を固めた。

 老朽化などを理由に1980年代から議論されてきた築地市場移転で、新市場の開場時期が明確になるのは初めて。今後、市場関係者らと調整し、正式決定する。

 豊洲新市場(40・7ヘクタール)には、水産仲卸売場棟、管理施設棟や水産卸売場棟、青果棟といった建物のほか、民間事業者により、飲食店街や入浴施設を備えた複合施設「千客万来施設」(仮称)が整備される。建物の基礎工事が始まっており、16年3月末までに完成予定。

 開場にあたっては、現在、築地市場で営業している卸、仲卸など1000近い業者の引っ越しが必要で、同年5月の大型連休や8月のお盆時期での移転が検討されたが、5月では内部工事が間に合わないことなどが判明。生鮮食品を扱うため、夏場の移転も避けるべきだと判断し、秋に臨時の「休市日」を数日間設けて引っ越すこととした。

というわけで築地を楽しむのも2015年中となる